口腔ケアは若いころから習慣化することが大切ですが、高齢期からでも手遅れということはありません。口腔内は37℃前後に保たれているため、温度や唾液により潤される湿度、食物の残りかすによる栄養の3条件がそろい、多くの細菌が繁殖しやすくなります。
そのため、日常的に口腔内を清潔に保つことが必要になります。口腔ケアは生活面や医学的効果だけでなく、心理面にも重要な影響を与えます。
<効果>
① 義歯の確認
→義歯を取り外して洗浄することで、不具合の確認をします。咀嚼力にも影響を及ぼします。義歯の装着は表情も豊かにします。
② 口臭予防
→口臭対策や予防は口の中を清潔にすることが基本です。これは良好な対人関係づくりにもつながります。
③ 口内炎の予防と治療
→義歯の不具合や汚れも原因のひとつです。うがいなどで治りを早めます。
④ 口腔内の乾燥予防
→唾液の分泌を促して乾燥を抑えます。
⑤ 自浄作用の向上
→唾液の分泌を促して口の中の清潔を保ちます。
⑥ 爽快感
→気分を爽快にし、食欲も増進します。
⑦ 舌苔の除去
→舌の汚れや細菌を取り除き、口臭予防や正常な味覚を保ちます。
⑧ 歯周病の予防
→歯を支える組織が細菌に侵される病気です。歯を失う原因のトップは歯周病です。食べたら磨く習慣が歯周病を予防します。
⑨ 誤嚥性肺炎の予防
→食べかすや細菌を含んだ唾液の誤嚥を防ぎます。
⑩ 食物の残りかすの除去
→ブラッシングやうがいによって食物の残りかすを取り除き、細菌の繁殖を抑えます。
【摂食・嚥下など口腔に関することを学ぶならこちら】
https://www.tsuusho.com/swallowing/
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