大切なのは、その人の人生や魅力を引き出す視点
アセスメントというと、問題や課題を抽出するために調査シートを上から順に聞き取りしていく、一方的かつ事務的な作業のように考えられていることが多いかもしれません。
しかし、私たちが行うべき「適切なアセスメント」とは、過去から未来へ向かって続いていく利用者の「人生の過ごし方」の希望までを含みます。
アセスメントは、病気や障害によって成しえなかった夢や希望を語り合うことができるようになるための、大切な人と人との出会いの場面であるので、書類上の機械的な作業におとしめてはなりません。
アセスメントを行うときに大切なのは、問題や課題を抽出し治療解決をはかる視点だけでなく、その人の人生や人となりを感じ、魅力を見出す視点を併せ持つことです。
問題や課題はそれだけで一面的に切り取られるべきものではなく、長い人生の中でどのように意味づけられるものなのか感じとらえることが大切です。
(デイと介護の経営と運営Vol.30 「生活相談員の役割と鍛えるべき力 著:渡邉 明子(株式会社楓の風)」より)
■デイと介護の経営と運営
https://daybook.jp/keiei.html
■在宅療養支援 楓の風
http://www.kaedenokaze.com/
【適切なアセスメントによって自立を引き出す支援について学ぶなら こちら】
https://www.tsuusho.com/active_participation/
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