2019年3月8日金曜日

失語・失認・失行・実行機能障害とは①

若い時は、たくさんの情報から大切な情報を選んで覚えたり、無駄な情報は覚えないようにすることができます。

ところが、年を取ると、情報がつかまえにくくなり、大切なことを覚えるのに時間がかかるようになります。

さらに認知症になると、情報がつかまえられなくなり、大切なことが覚えられなくなります。そのため、「5分前に聞いたことでも覚えられない」ということも多く、何度も同じことを聞きに来られる人もいるのです。

そして、認知症が進行すると、「覚えられない」だけでなく「覚えたことを忘れてしまう」ようになります。

今まで覚えてきた大事なことをポロポロと忘れていく…それが認知症の特徴です。

ただし、ここで忘れていけないのは、「何もかも忘れるわけではない」ということです。

認知症の人に対して「ぼけたら何も分からなくなるから本人は幸せだ」と考えている時代がありました。

しかし、「何も分からなくなるわではなく、分かりにくくなるだけ。分かることもたくさんある」ということを忘れないでください。

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