2019年2月22日金曜日

口腔の老化

① 歯牙の老化
→すり減る、短くなる、着色化、脆弱化が進む、ヒビが入る など

② 顎骨の老化
→全体的に細く小さくなり骨量が減少する。皮質骨がうすく多孔性の骨質となり、もろく折れやすくなる。顎提の低下。

③ 歯肉の老化
→萎縮し、歯間に隙間ができるため、歯間に食物が挟まりやすくなる。

④ 舌の老化
→平滑化、舌乳頭の消失による「平滑舌」、舌表面の乾燥傾向、烈溝形成。

⑤ 顎関節の老化
→平坦化、変形性関節症化。

⑥ 唾液腺の老化
→唾液腺実質細胞数の減少、分泌機能の低下、安静時及び反射性唾液分泌量の低下、口腔清掃機能低下、義歯不安定、口腔乾燥症、粘膜疾患の易発生化。

⑦ 義歯下部の歯肉の老化
→薄くなり、弾力が低下する。痛みが出やすくなる

⑧ 口唇の老化
→萎縮し弾力が低下する。口蓋が狭小化する。

⑨ 運動機能の老化
→舌運動の協調性の低下、舌や下顎の不随運動。

⑩ 感覚機能の老化
→体性感覚(触覚、痛覚など)全般の機能低下、味蕾数の減少、味覚能力低下。

【摂食・嚥下障害へのアプローチを学ぶ】
https://www.tsuusho.com/swallowing/

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