■BPSD(行動・心理症状)
→「放尿」「異食」「妄想」「暴力」「暴言」「不潔行為」「うつ症状」「不安」「焦燥」などの総称。
■クリスティーン・ブライデン氏の言葉から学ぶ
→46歳の時にアルツハイマー病の診断を受けたオーストラリア人女性。
→世界ではじめて、公の場で認知症を抱える本人として自らの体験を語った。
→NHKクローズアップ現代(H15)の中で下記のことを話している
インタビューアー「問題行動(BPSD)という言葉がありますが、 それは何ですか?」
ブライデン氏「私はそれを適応行動と呼んでいます。私たちは環境に適応しようとしているのです。ところが、その環境は周り(認知症じゃない人)がつくり出したものなのです。(介護者に求めるケアの形について) その人の要望に沿って環境を改善する。それが私にとって理想的なケアです。」
→上記をふまえると、認知症ケアの現場で介護者に求められている理想的なケアとは「環境を改善すること」です。
■「環境」は何を意味するのか?環境について考える
→物的環境…空間や設備など
→人的環境…介護者も認知症の方を取り巻く環境の一部
→介護者のかかわりや声掛けは全て「環境」であり、「その人の要望に沿って環境を改善する」とは物的環境の改善はもちろん、介護者に対して「かかわり方を改善してください」「声かけの仕方を改善してください」という意味も含まれています。
【実践!認知症ケア研修会2019】
https://www.tsuusho.com/ninchisyokea/
日本通所ケア研究会って何!? 日本通所ケア研究会は、通所ケア・認知症ケアに携わる皆さまおよびその周辺領域の分野に携わる方のスキルアップを介護の研修・各種養成講座を通して応援しています。 このブログでは、そんな当会主催研修情報のまとめや、ツイッター・フェイスブックでは伝えきれない情報を掲載していく予定です。 母体は「月刊デイ」という介護雑誌を発行しているQOLサービスです。
2019年2月22日金曜日
口腔の老化
→すり減る、短くなる、着色化、脆弱化が進む、ヒビが入る など
② 顎骨の老化
→全体的に細く小さくなり骨量が減少する。皮質骨がうすく多孔性の骨質となり、もろく折れやすくなる。顎提の低下。
③ 歯肉の老化
→萎縮し、歯間に隙間ができるため、歯間に食物が挟まりやすくなる。
④ 舌の老化
→平滑化、舌乳頭の消失による「平滑舌」、舌表面の乾燥傾向、烈溝形成。
⑤ 顎関節の老化
→平坦化、変形性関節症化。
⑥ 唾液腺の老化
→唾液腺実質細胞数の減少、分泌機能の低下、安静時及び反射性唾液分泌量の低下、口腔清掃機能低下、義歯不安定、口腔乾燥症、粘膜疾患の易発生化。
⑦ 義歯下部の歯肉の老化
→薄くなり、弾力が低下する。痛みが出やすくなる
⑧ 口唇の老化
→萎縮し弾力が低下する。口蓋が狭小化する。
⑨ 運動機能の老化
→舌運動の協調性の低下、舌や下顎の不随運動。
⑩ 感覚機能の老化
→体性感覚(触覚、痛覚など)全般の機能低下、味蕾数の減少、味覚能力低下。
【摂食・嚥下障害へのアプローチを学ぶ】
https://www.tsuusho.com/swallowing/
③ 歯肉の老化
→萎縮し、歯間に隙間ができるため、歯間に食物が挟まりやすくなる。
④ 舌の老化
→平滑化、舌乳頭の消失による「平滑舌」、舌表面の乾燥傾向、烈溝形成。
⑤ 顎関節の老化
→平坦化、変形性関節症化。
⑥ 唾液腺の老化
→唾液腺実質細胞数の減少、分泌機能の低下、安静時及び反射性唾液分泌量の低下、口腔清掃機能低下、義歯不安定、口腔乾燥症、粘膜疾患の易発生化。
⑦ 義歯下部の歯肉の老化
→薄くなり、弾力が低下する。痛みが出やすくなる
⑧ 口唇の老化
→萎縮し弾力が低下する。口蓋が狭小化する。
⑨ 運動機能の老化
→舌運動の協調性の低下、舌や下顎の不随運動。
⑩ 感覚機能の老化
→体性感覚(触覚、痛覚など)全般の機能低下、味蕾数の減少、味覚能力低下。
【摂食・嚥下障害へのアプローチを学ぶ】
https://www.tsuusho.com/swallowing/
2019年2月21日木曜日
介助方法の選び方
介助は本人ができない部分を支援するのが基本です。
したがって、本人が自立して行うやり方と同じやり方で行うのが本来のあり方です。
※進行性病変やガンの末期などの場合は、本人と介助者に負担の少ない方法を選択します
【本人の自主動作を考慮した介助の例】
① 自立時の本人の「姿勢」「動き」と同じになっているか
② 介助を取り除いたときに自立の形になっているか
③ 本人にとって難しくないか
上記の視点をもとに、介護現場でよく見られる介助方法を見直してみましょう。
→私たちは普段両手を前に出して立ち上がっているでしょうか?
両手を引いて歩かせる
→私たちは普段、両手を前に出して歩いていますか?
首や肩を持たせて移乗
→1人でベッドから車イスに移るとき、手を上方にあげているでしょうか?
→なぜ、本人に持ってもらわないのでしょうか?
洗ってあげる入浴介助
→本人は本当に何もできないのでしょうか?
【日本通所ケア研究会】
https://www.tsuusho.com/
2019年2月19日火曜日
嚥下障害に対するアプローチ
専門職以外でも可能な嚥下障害のある方へのアプローチを環境整備の視点から!
① ポジショニング(姿勢)
→体幹は軽度前傾姿勢で頸部は軽度屈曲
→股関節は100~110度の屈曲
→膝・足関節は約90度の屈曲位
→足底がきちんと床について体重が支持できるイスの高さ
→テーブルは前傾姿勢でひじがテーブル上面につき、軽く体重負荷できる高さ(おへその高さ)
② 精神面のアプローチ
(1)意識レベルのアップ
→意識レベルが低くなっていると普段はうまく食べられる人でも誤嚥したりする場合があるので、意識レベルを高めるように話しかけをしたり、手足を動かしたり働きかける
(2)食欲の向上
→おいしくない食事は、飲み込みにくいものです。少しでもおいしく感じられるように、食欲が増すような雰囲気づくりなども心掛ける
(3)不安感の軽減
→嚥下障害を起こしやすい人は誤嚥に対する恐怖感を持ちやすいので、恐怖感や不安感を取り除くような精神サポートも重要
(4)認知レベルアップ
→注意障害などがある人には、これから何を食べるのか十分に伝える必要があります
③ 物品の選定
→お皿やスプーンなども食べやすさ、食べにくさに関係してきます。特に食材を口へ運ぶ道具は本人にとって一番食べやすいものを選定する必要があります。スプーンの大きさや形状、コップの形態なども嚥下に関与してきます。
【摂食・嚥下障害の方へのアプローチを学びたい方はこちら】
https://www.tsuusho.com/swallowing/
① ポジショニング(姿勢)
→体幹は軽度前傾姿勢で頸部は軽度屈曲
→股関節は100~110度の屈曲
→膝・足関節は約90度の屈曲位
→足底がきちんと床について体重が支持できるイスの高さ
→テーブルは前傾姿勢でひじがテーブル上面につき、軽く体重負荷できる高さ(おへその高さ)
② 精神面のアプローチ
(1)意識レベルのアップ
→意識レベルが低くなっていると普段はうまく食べられる人でも誤嚥したりする場合があるので、意識レベルを高めるように話しかけをしたり、手足を動かしたり働きかける
(2)食欲の向上
→おいしくない食事は、飲み込みにくいものです。少しでもおいしく感じられるように、食欲が増すような雰囲気づくりなども心掛ける
(3)不安感の軽減
→嚥下障害を起こしやすい人は誤嚥に対する恐怖感を持ちやすいので、恐怖感や不安感を取り除くような精神サポートも重要
(4)認知レベルアップ
→注意障害などがある人には、これから何を食べるのか十分に伝える必要があります
③ 物品の選定
→お皿やスプーンなども食べやすさ、食べにくさに関係してきます。特に食材を口へ運ぶ道具は本人にとって一番食べやすいものを選定する必要があります。スプーンの大きさや形状、コップの形態なども嚥下に関与してきます。
【摂食・嚥下障害の方へのアプローチを学びたい方はこちら】
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2019年2月18日月曜日
家庭・社会での「役割」の創出と自立
デイでは職員がご利用者に対し、「運動をしましょう」「休憩をしましょう」と管理(マネジメント)してしまいがちですが、しかしそれに慣れてしまうとご利用者は【言われなければやらない】という習慣がついてしまいます。
ご利用者に「どうしますか?」と選択の機会を提供し、自分のことは 自分で管理できるような働きかけを行うことが大切です。
ご自宅でもご自分の健康管理や行動管理ができるようなかかわりがセルフマネジメントの自立につながります。
ただし、
「できることは必ず本人にしてもらう」ということではありません。
介護は、その人の豊かな生活の実現や充実した人生の実現を支援するサービスです。
その人、その時の状況に対して「何をするべきか」を総合的に判断して介護することが重要です。
【自立支援に向けたデイの役割】を学ぶならこちら
https://www.tsuusho.com/active_participation/
ご利用者に「どうしますか?」と選択の機会を提供し、自分のことは 自分で管理できるような働きかけを行うことが大切です。
ご自宅でもご自分の健康管理や行動管理ができるようなかかわりがセルフマネジメントの自立につながります。
ただし、
「できることは必ず本人にしてもらう」ということではありません。
介護は、その人の豊かな生活の実現や充実した人生の実現を支援するサービスです。
その人、その時の状況に対して「何をするべきか」を総合的に判断して介護することが重要です。
【自立支援に向けたデイの役割】を学ぶならこちら
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2019年2月15日金曜日
10月改定の介護報酬改定2019の概要が明らかに!
下記へ必要項目だけをまとめてみましたので、ぜひご活用ください。
■2019年2月13日【第168回社会保障審議会介護給付費分科会】
https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000202420_00014.html?fbclid=IwAR3P2bT3SqfpK1sTTAq7R4TTwsWjIS2kJWwSwCzvCgI0qFFY0Lw2mFI9TxA
【基本報酬単価】10月以降
(地域密着型通所介護費)
■3時間以上-4時間未満
要介護1 旧)407→新)409
要介護2 旧)466→新)469
要介護3 旧)527→新)530
要介護4 旧)586→新)589
要介護5 旧)647→新)651
■4時間以上-5時間未満
要介護1 旧)426→新)428
要介護2 旧)488→新)491
要介護3 旧)552→新)555
要介護4 旧)614→新)617
要介護5 旧)678→新)682
■5時間以上-6時間未満
要介護1 旧)641→新)645
要介護2 旧)757→新)761
要介護3 旧)874→新)879
要介護4 旧)990→新)995
要介護5 旧)1107→新)1113
■6時間以上-7時間未満
要介護1 旧)662→新)666
要介護2 旧)782→新)786
要介護3 旧)903→新)908
要介護4 旧)1023→新)1029
要介護5 旧)1144→新)1150
■7時間以上-8時間未満
要介護1 旧)735→新)739
要介護2 旧)868→新)873
要介護3 旧)1006→新)1012
要介護4 旧)1144→新)1150
要介護5 旧)1281→新)1288
■8時間以上-9時間未満
要介護1 旧)764→新)768
要介護2 旧)903→新)908
要介護3 旧)1046→新)1052
要介護4 旧)1190→新)1197
要介護5 旧)1332→新)1339
※その他サービスの基本単価の改定はこちら
https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000202420_00014.html
【特定処遇改善加算】10月以降
<既に決まっている加算の仕組みや要件はこちら>
https://www.mhlw.go.jp/content/12601000/000460064.pdf
<新たな特定処遇改善加算の取得要件はこちら>
・現行の介護職員処遇改善加算1~3までを取得していること
・介護職員処遇改善加算の職場環境等要件に関し、複数の取り組みを行っていること
・介護職員処遇改善加算に基づく取り組みについて、ホームページへの掲載などを通じた見える化を行っている事
<サービス種類内の加算率>
・現?の処遇改善加算と別の加算として設定
・特定処遇改善加算(1)(2)を用意
・(1)を算定するには、 デイサービスであれば「サービス提供体制強化加算1 イ)のみを算定していることが条件となる。
・上記を算定していない場合は、(2)となる。
■加算率
通所介護、地域密着型通所介護
特定処遇改善加算1 1.2%
特定処遇改善加算2 1.0%
<実務上のルール>
・賃金改善に関する計画、その計画に係る実施期間・実施方法などを記載した「特定処遇改善計画書」を作成し、全ての職員に周知し、都道府県に届け出ていること
・特定処遇改善加算の算定額に相当する賃金改善を実施すること。ただし、経営の悪化などで事業の継続が困難な場合、職員の賃金水準を見直すことはやむを得ないが、その内容について都道府県に届け出ること
・事業年度ごとに事業所の処遇改善に関する実績を都道府県に報告すること
・これまでに実施した処遇改善の内容を全ての職員に周知していること
・処遇改善の内容についてインターネットなど適切な方法で公表していること
事務局では4月以降10月からの新報酬への対応について各種研修をご用意し、皆さまのお役に立てる情報をメールマガジンと合わせててお伝えしていきます。
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現在募集をしている研修会・セミナー一覧
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<デイがすべき本来の役割と「活動」と「参加」充実化セミナー>
https://www.tsuusho.com/active_participation/
<個別機能訓練1・2実技習得セミナー>
https://www.tsuusho.com/kunren/jitsugi/
<実践!認知症ケア研修会2019>
https://www.tsuusho.com/ninchisyokea/
<ケアレク100連発セミナー>
https://www.tsuusho.com/rec100/
<摂食・嚥下障害で効果が出せる知識と技術2日間セミナー>
https://www.tsuusho.com/swallowing/
<介護制度と報酬改定への対策&デイ・サ高住見学会セミナー>
https://www.tsuusho.com/ds_tour/
<デイサービスの加算をとるための書類・記録・プログラム2日間セミナー>
https://www.tsuusho.com/add/
<デイサービスのリーダー・管理者能力向上セミナー>
https://www.tsuusho.com/leader/
<認知症ケア加算1・2取得後の具体的実務面での問題対応セミナー>
https://www.tsuusho.com/nurselist/
<身体的拘束の早期解除の工夫と認知症ケア加算取得に向けての書類・活動の実際セミナー>
https://www.tsuusho.com/nurselist/
<病棟看護師のための認知症ケア集中セミナー>
https://www.tsuusho.com/nurselist/
<看護師が行う入退院支援と困難事例への対応セミナー>
https://www.tsuusho.com/nurselist/
<病棟看護師のための在宅療養支援能力向上セミナー>
https://www.tsuusho.com/nurselist/
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2019年2月14日木曜日
食事提供をする介護事業者にも!?HACCPって何!?
2018年6月に「食品衛生法」の改正があり、食品衛生管理システムの一つ【HACCP】の制度化が決定しました
HACCPの義務化に伴い、食品を調理して食事提供を実施している介護事業所も対象となります。
※例)お弁当は業者に頼んでいて、みそ汁だけを作った場合でも該当
【HACCP】の対象事業者
・原則として食品の製造・加工・調理・販売などを行うすべての事業者が対象です。
・ただし、すべての事業者が完璧に取り組むことは難しいことから、規模や業種などを考慮した一定の事業者については、取り扱う食品の特性などに合わせた衛生管理とすること
・法令施行まで2年は猶予期間となる(2020年6月まで)
【HACCP】への対応策
・HACCPは食材の「保管方法」「調理方法」「提供方法」を、継続的に監視・管理するための手法であり、対応するためには上記方法について「記録を付ける」習慣が必要です。
・食品を取り扱う事業者は様々であり、「保管方法」「調理方法」「提供方法」も業態によってそれぞれ違いがあるので、様々な業界団体がHACCPを取り入れた衛生管理を公開しているので、参考としてみる
・設備管理(冷蔵庫の温度チェック)・清掃(保守管理)・消毒などの基本的な「一般的衛生管理」を適切に行うことが、HACCP実施の前提条件です。
・HACCP導入に伴う設備投資などは特に必要なし。
上記を踏まえて【HACCP】Q&Aなどを見て、必要なところだけをまとめてみました
<まとめ>
・HACCPに沿った衛生管理は認証や承認の制度ではない
・保健所が立ち入った時(例:ノロウィルス、食中毒などが起きた場合) HACCPの考えに基づいた衛生管理計画・実践がエビデンスとなる
【HACCP】について:厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/haccp/index.html
※ワンランク上のスキルアップのお手伝い
https://www.tsuusho.com/
2019年2月8日金曜日
リハビリ効果を上げるために必要なリハ職の関わり方の一例
通所系サービス(デイサービス、通所リハ)や訪問リハでリハ職が関われる時間は非常に限られているため、リハ職の介入だけでは各動作の自立が難しい場合があります。
自立支援のために、リハビリテーション効果を十分に上げるためにはいかに工夫をすれば良いのでしょうか。
【効果を上げるためのポイント】
・在宅生活を支える居宅系サービスでは、多職種・他事業所と連携し動作獲得のための練習頻度を増やす
・連携した際には、獲得してほしい動作のための手順を伝える(手順書を用意する)
→手順を伝える際は詳細な動作手順ではなく、ポイントを絞り分かりやすく内容を伝えることが大切(専門用語は厳禁)
・リハ職とその他職種が獲得してほしい動作について確認しあう
■リハージュVol.3「リハビリ職に求められる連携のためのマネジメント力」
著:高木綾一氏(株式会社Work Shift 代表取締役)
■株式会社Work Shift
■日本通所ケア研究会
2019年2月6日水曜日
ストレス軽減に効果的な食生活
毎日の生活の中で「イライラ気味」「精神が不安定気味」など、ストレスをかかえる人の多い現代。人間の体はストレスを感じると、大量のビタミンやミネラルを消費します。
そのため、ビタミンやミネラルが不足しやすくなり、ストレスを感じやすくなります。
ストレスの軽減につながる食品を日常生活に、「ちょい足し」して食生活からも効率的にストレスを発散してみてはいかがでしょう。
【ストレス軽減に役立つ栄養素】
1、カルシウム
カルシウムは、神経の伝達機能神経の興奮を抑える働きがあります。不足するとイライラの原因になります。また、カルシウムはストレスを受けることで吸収率が下がってしまうので、多めにとるように意識しましょう。
≪例≫ 乳製品、魚類、ほうれん草、小松菜、大根葉、ひじき、豆腐など
2、ビタミンB1
脳にとって唯一のエネルギー源であるぶどう糖の代謝に欠かせないビタミンで、不足するとイライラ・疲労感・記憶力や食欲の低下につながります。
≪例≫ 大豆、枝豆、落花生、豚肉、うなぎ、卵黄、魚卵、じゃが芋、さつま芋など
3、ビタミンB6
神経伝達物質の合成に欠かせないビタミンで、不足するとイライラや記憶力の低下などの中枢神経の障害を引き起こします。
≪例≫ レバー、胚芽、肉類、豆類、卵黄、葉野菜、まぐろ、鮭、サバ、サンマなど
4、ビタミンC
ストレスが出ると、体はストレスに対抗するために副腎皮質ホルモンを分泌します。ビタミンCは副腎皮質ホルモンの原料として使われるため、ストレスが続くと大量に消費されます。ビタミンCが不足すると、ストレスが解消されずにため込まれてしまいますので意識してとるようにしましょう。
≪例≫いちご、柑橘系の果物、ブロッコリー、ほうれん草、パセリ、菜の花、ピーマン、キャベツなど
5、たんぱく質
たんぱく質はビタミンCが副腎皮質ホルモンを合成するときの酵素となります。
≪例≫肉類、魚類、牛乳・乳製品、大豆製品、卵など
6、マグネシウム
脳や神経の興奮を鎮め、精神安定の効果があります。
≪例≫アーモンド、カシューナッツ、大豆、納豆、豆腐、枝豆、ひじき、昆布、わかめ、かつお、バナナ、ほうれん草など
7、トリプトファン
トリプトファンはたんぱく質を構成する必須アミノ酸の一種で、精神安定、催眠、鎮痛作用のある神経伝達物質(セロトニン:通称、幸せホルモン)の原料です。脳に運ばれたトリプトファンは、ビタミンB6やマグネシウムと一緒にセロトニンを作ります。
≪例≫バナナ、チーズ、牛乳、卵黄、アーモンド、落花生、きな粉など
【症状別効果的な食べ物】
1、胃痛
胃痛の時の基本的な調理法は、「茹でる」「煮る」「蒸す」でなるべく食品を柔らかくし、胃に負担をかけないことが大切です。また、乳製品は胃液を薄めて胃液から胃を守ってくれる働きがあり、大豆製品は植物性の良質たんぱく質で胃の回復力低下の予防
になります。逆に、控えたほうが良い食事は、「冷たいもの」「熱いもの」「脂っこいもの」「繊維の多いもの(きのこ類・海藻類など)」などがあげられます。
2、肌荒れ・疲れ
普段よりビタミン類を意識してとることが改善につながります。レバーや豚肉、チーズ、うなぎ、牛乳、大豆、玄米、ナッツ類などを意識して食べるようにしてみてはいかがでしょう。逆に、控えたほうが良いのはスナック菓子やアルコールで、その他、生活リズムの崩れなども影響します。
3、めまい(貧血ではない場合)
亜鉛やマグネシウム、ビタミンEをとることがめまいの緩和につながります。
ごまやアーモンド、海藻類、大豆、青魚などを意識して食べるようにしてみましょう。
【ストレスを軽減する食べ物】
ストレス解消が難しい方は、ストレスを感じにくくする、ストレス耐性を強くする食べ物を意識してとるようにしてみてはいかがでしょう。
≪例≫ 大豆製品(豆腐、納豆など)、根菜類(大根、れんこんなど)、海藻類(ひじき、わかめなど)、緑黄色野菜(ほうれん草、人参など)
その他、果物や野菜にはビタミンCが多く含まれており、ストレスを和らげる作用のあるホルモン(副腎皮質ホルモン)の合成を助ける働きがあります。果物や野菜も忘れずに…。
(総合介護施設ありがとう 管理栄養士による栄養通信より)
栄養管理をして機能訓練・リハビリテーションの質を向上させましょう。
■ワンランク上のスキルアップをお手伝い
https://www.tsuusho.com/
そのため、ビタミンやミネラルが不足しやすくなり、ストレスを感じやすくなります。
ストレスの軽減につながる食品を日常生活に、「ちょい足し」して食生活からも効率的にストレスを発散してみてはいかがでしょう。
【ストレス軽減に役立つ栄養素】
1、カルシウム
カルシウムは、神経の伝達機能神経の興奮を抑える働きがあります。不足するとイライラの原因になります。また、カルシウムはストレスを受けることで吸収率が下がってしまうので、多めにとるように意識しましょう。
≪例≫ 乳製品、魚類、ほうれん草、小松菜、大根葉、ひじき、豆腐など
2、ビタミンB1
脳にとって唯一のエネルギー源であるぶどう糖の代謝に欠かせないビタミンで、不足するとイライラ・疲労感・記憶力や食欲の低下につながります。
≪例≫ 大豆、枝豆、落花生、豚肉、うなぎ、卵黄、魚卵、じゃが芋、さつま芋など
3、ビタミンB6
神経伝達物質の合成に欠かせないビタミンで、不足するとイライラや記憶力の低下などの中枢神経の障害を引き起こします。
≪例≫ レバー、胚芽、肉類、豆類、卵黄、葉野菜、まぐろ、鮭、サバ、サンマなど
4、ビタミンC
ストレスが出ると、体はストレスに対抗するために副腎皮質ホルモンを分泌します。ビタミンCは副腎皮質ホルモンの原料として使われるため、ストレスが続くと大量に消費されます。ビタミンCが不足すると、ストレスが解消されずにため込まれてしまいますので意識してとるようにしましょう。
≪例≫いちご、柑橘系の果物、ブロッコリー、ほうれん草、パセリ、菜の花、ピーマン、キャベツなど
5、たんぱく質
たんぱく質はビタミンCが副腎皮質ホルモンを合成するときの酵素となります。
≪例≫肉類、魚類、牛乳・乳製品、大豆製品、卵など
6、マグネシウム
脳や神経の興奮を鎮め、精神安定の効果があります。
≪例≫アーモンド、カシューナッツ、大豆、納豆、豆腐、枝豆、ひじき、昆布、わかめ、かつお、バナナ、ほうれん草など
7、トリプトファン
トリプトファンはたんぱく質を構成する必須アミノ酸の一種で、精神安定、催眠、鎮痛作用のある神経伝達物質(セロトニン:通称、幸せホルモン)の原料です。脳に運ばれたトリプトファンは、ビタミンB6やマグネシウムと一緒にセロトニンを作ります。
≪例≫バナナ、チーズ、牛乳、卵黄、アーモンド、落花生、きな粉など
【症状別効果的な食べ物】
1、胃痛
胃痛の時の基本的な調理法は、「茹でる」「煮る」「蒸す」でなるべく食品を柔らかくし、胃に負担をかけないことが大切です。また、乳製品は胃液を薄めて胃液から胃を守ってくれる働きがあり、大豆製品は植物性の良質たんぱく質で胃の回復力低下の予防
になります。逆に、控えたほうが良い食事は、「冷たいもの」「熱いもの」「脂っこいもの」「繊維の多いもの(きのこ類・海藻類など)」などがあげられます。
2、肌荒れ・疲れ
普段よりビタミン類を意識してとることが改善につながります。レバーや豚肉、チーズ、うなぎ、牛乳、大豆、玄米、ナッツ類などを意識して食べるようにしてみてはいかがでしょう。逆に、控えたほうが良いのはスナック菓子やアルコールで、その他、生活リズムの崩れなども影響します。
3、めまい(貧血ではない場合)
亜鉛やマグネシウム、ビタミンEをとることがめまいの緩和につながります。
ごまやアーモンド、海藻類、大豆、青魚などを意識して食べるようにしてみましょう。
【ストレスを軽減する食べ物】
ストレス解消が難しい方は、ストレスを感じにくくする、ストレス耐性を強くする食べ物を意識してとるようにしてみてはいかがでしょう。
≪例≫ 大豆製品(豆腐、納豆など)、根菜類(大根、れんこんなど)、海藻類(ひじき、わかめなど)、緑黄色野菜(ほうれん草、人参など)
その他、果物や野菜にはビタミンCが多く含まれており、ストレスを和らげる作用のあるホルモン(副腎皮質ホルモン)の合成を助ける働きがあります。果物や野菜も忘れずに…。
(総合介護施設ありがとう 管理栄養士による栄養通信より)
栄養管理をして機能訓練・リハビリテーションの質を向上させましょう。
■ワンランク上のスキルアップをお手伝い
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2019年2月5日火曜日
過剰介護について
【過剰介護が望ましくない理由】
「過剰介護」は、本人の残存機能を発揮する機会を奪うことになり、その状態が続くと、機能が低下する「生活不活発病(廃用性症候群)」が発生します。
例えば、自分の力でイスから立ち上がらないでいると、徐々に下肢の筋力が落ちてきて、やがてはイスから立ち上がれなくなってしまうなどが挙げられます。生活不活発病による機能低下で、今までできていたことまでできなくなってしまうのです。
【過剰介護を側面から考える】
・身体機能の側面
→例)自分でベッドから起き上がれるのに、手伝う方が早く済むので、つい起き上がりを手伝ってしまう
・認知機能の側面
→例)時の見当識が低下し始めている人に対して、職員が「12時になったのでお昼の時間ですよ」と教えてしまうと、時計を見て時間を判断する機会を奪ってしまう
【過剰介護の発生原因】
1. 自分たちの手間を省きたい (時間がない、待てない、見守れない)
2. リスク回避 (危ないので、やってしまう)
3. 相手が喜ぶ、相手からの要求 (してあげると相手が喜ぶから)
4. 組織の慣習 (今までそうしていたから)
5. 誤解 (してあげることが仕事だと思っている)
6. アセスメント能力不足 (相手の能力をきちんと把握できていない)
7. 無知
8. 無関心
9. その他
介護は、その人の生活・人生を支援するサービスです。「何を大事にするべきか」を総合的に考慮して介護することが重要です。
過剰介護の防止は「自分ができることは必ず自分でしてもらう」ということではありません。本人の生活や人生での優先順位を考えて判断することが大切です。
過剰介護の防止は「自分ができることは必ず自分でしてもらう」ということではありません。本人の生活や人生での優先順位を考えて判断することが大切です。
【自立支援の抜本対策を学ぶならこちら】
レク提供時の悩み…
【ケアレク100連発セミナー】の案内を見た、通所リハビリテーションで勤務されるOTの方からいただいた質問です。
<質問内容>
先生方は「笑い」を大切にレクを行っているようですが、レクの最中、笑いが起きると「うるさい!」と叫びだす等、嫌がる方もいらっしゃいます。
そういう方が居ると、一気に場の空気が冷えてしまい、スタッフも、その方を気にしてレクを提供する…という現象が起きてしまいます。
先生方は、そういう場面でどういった対応をしますか?
<質問内容>
先生方は「笑い」を大切にレクを行っているようですが、レクの最中、笑いが起きると「うるさい!」と叫びだす等、嫌がる方もいらっしゃいます。
そういう方が居ると、一気に場の空気が冷えてしまい、スタッフも、その方を気にしてレクを提供する…という現象が起きてしまいます。
先生方は、そういう場面でどういった対応をしますか?
<わくわくリハビリ山口氏の回答>
まず、その方が気ならない環境下でレクを提供しないとその他の方も気になって楽しめないと思います。
解決策としては環境(例:場所を変える、パーテーションを設ける、時間帯を変更する)を変えることを検討していくのが良いかと思います。
また、『うるさい』という言葉には、言葉と反対の気持ち『参加したい』という気持ちが隠れている場合がありますので、その方の気持ちやご意見を聞くようにしてみるのも一つの解決策ではないでしょうか。(もしくは、レクリエーションに参加される方の楽しみなどについてお話をしてご理解をいただく、可能であれば一緒にできるレクリエーションの提案など。)
私はコミュニケーションの回数を増やすことで解決への糸口が見つかると信じています。
解決策としては環境(例:場所を変える、パーテーションを設ける、時間帯を変更する)を変えることを検討していくのが良いかと思います。
また、『うるさい』という言葉には、言葉と反対の気持ち『参加したい』という気持ちが隠れている場合がありますので、その方の気持ちやご意見を聞くようにしてみるのも一つの解決策ではないでしょうか。(もしくは、レクリエーションに参加される方の楽しみなどについてお話をしてご理解をいただく、可能であれば一緒にできるレクリエーションの提案など。)
私はコミュニケーションの回数を増やすことで解決への糸口が見つかると信じています。
<介護エンターテイナー石田氏の回答>
この質問に関しては、その方がいないと正確な情報の確認が取れないので、この情報から推察すると一対一でゆっくり話し合うという解決方法がベターではないかと思います。ただ、、文章では回答しにくい質問ですので、ケアレク100連発セミナー本番の対面形式でより多くの解決方法をご提案できたらと思っています。
【山口氏・石田氏が講師を務めるケアレク100連発セミナーを学ぶならこちら】
https://www.tsuusho.com/rec100/
2019年2月1日金曜日
誤嚥のリスク
(言語聴覚士 竹田 誠介様より)
【誤嚥を引き起こす疾患の確認】
摂食嚥下機能の評価を進めていく際に、多くの場合、誤嚥が起こり始めたきっかけがあり、対象者・家族は、漠然とした不安を抱えながら、試行錯誤されてきた経緯があります。誤嚥が「いつから」・「どんな環境で」・「どのように」・「どのくらい」起こったのか聴取していくことは、誤嚥の原因を見つけることにつながり、誤嚥を予防していく一助となると思います。
誤嚥を引き起こす疾患について知っておくことで、「今起こっている症状はどのような症状で、今後、どのような症状が起りうるか」予測することができ、対応方法や予防策を速やかに導きだすことができます。
【食事状況と食事環境の確認】
誤嚥をするということは何らかの摂食嚥下障害があるということです。例えば、パーキンソン病の嚥下機能は病状が重症であるほど悪い傾向にあります。また嚥下障害の自覚に乏しく、不顕性誤嚥も多いといわれています。
ご家族様は今の状況を「伝えたい。分かってほしい。どうにかしてほしい。」と思っている。まずは傾聴し、受け止める。次に間違っていても何か工夫されていれば称賛し、ねぎらうことが大切
【誤嚥のリスクを分かりやすく伝えて、理解してもらう】
対象者・ご家族や関連職種への食事指導において「嚥下と誤嚥の仕組み」と「誤嚥への対応方法」を出来るだけ分かりやすく説明し、理解してもらうことは大切です。誤嚥のリスクに対する理解が不十分であると対応方法も不十分になります。摂食嚥下の一連の流れでは、目では見えない部分が多くあります。どのように「ごっくん」が行われているかを工夫して説明することは、見えない部分をイメージすることができ、誤嚥に対しての理解が深まり、リスクに気付きやすくなります。
どのように「ごっくん」が行われているか立体的に摂食嚥下の一連の流れを」分かりやすく説明
【誤嚥しても誤嚥性肺炎を起こさない体作り】
対象者・家族は「誤嚥=誤嚥性肺炎になる」と過度な不安を抱く場合がありますが、すぐに誤嚥性肺炎になるわけではありません。むせることができる筋力があれば、誤嚥した食べ物は気管から喀出されます。口の中を常に清潔に保つと、食べ物と一緒に口腔内の細菌を誤嚥するリスクは減り、十分に栄養を摂取することで、免疫機能が高まり、細菌感染を起こしにくい体になります。つまり、身体機能・口腔衛生・栄養も重要な要素です。誤嚥のリスクマネジメントには言語聴覚士だけでなく、多職種と連携して対応していくことが誤嚥性肺炎の予防につながります。
【もっと具体的に知りたい方はリハージュVol.5をご確認ください】
https://dayshop.biz/products/detail/190
【摂食・嚥下へのアプローチを学ぶならこちら】
https://www.tsuusho.com/swallowing/
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