2019年6月3日月曜日

レクアクティビティに携わる全ての方へ


1. プラスαを創り出さなければレクリエーションではない 
レクリエーション(Re-Creation)を直訳すると「再創造」です。つまり、再び何かを想像することが求められているのです。創造ですから、マイナスではなくプラスのもの。

例えば、生活機能や人間関係の維持・向上、生活の活性化、生きがいづくりなどです。

どのようなプラスαを創り出したいかによってアクティビティを選択し、実施後もプラスαが本当に創り出されているかを振り返ることが大切です。

2. 目標や目的に向け主体的に取り組んでもらえるような仕掛けや工夫が欠かせない
レク・アクティビティを楽しいと感じていただくためには、「主体的に楽しいと感じてもらうこと」「支援方法で楽しさを感じてもらうこと」の両者が必要です。
つまりそのための動機付けや仕掛けなどを意識する必要があり、楽しむための雰囲気・コミュニケーションづくりをアセスメントすることが必要不可欠です。

3. 個別~集団まで対象者ごとにケース・バイ・ケースで組み合わせる
十人十色というように、その時の状態や志向によってグループが良い人もいれば個が良い人もいますので、それぞれのご利用者のニーズに合ったものを組み合わせていくことが大切です。
4. やらないより、やった方が良い
やらなければ何も始まらない0ですが、始まってしまえば、ご利用者の何らかの機能へ刺激を働きかけているようになります。
そこへ「質」をプラスαすることが大切です。

5. 「誰のために」「何のために」提供しているのかを常に考える
レク・アクティビティに関わらず、ケア全般の本質的な考えとしてスタッフは常に「ご利用者のためになっているか」を自問していくことが質の高い支援につながります。
また、レク・アクティビティ実施前から必要なのは「何のためにこの時間を使うのか…」という狙いを設定して、それを達成するためのレク・アクティビティを選択するのが本来のあり方です。
狙いもなくただ漫然とレク・アクティビティを選択しても、成果や効果を得ることはできません。
スタッフ都合での実施や目的意識がないために効果が得られないという悪循環に陥らないように気をつけましょう。

6.  努力(アセスメント~実施)は裏切らない
ご利用者のことをアセスメントできないとご利用者に合った支援はできません。
アセスメントはご利用者のQOLを高めるための重要な項目です。
レク・アクティビティの支援に自信がない方は、しっかりとご利用者をアセスメントしましょう。


レク・アクティビティで悩まれている皆さん。
あきらめることはゼロにしかなりません。
スキルアップはご利用者のためになることはもちろん、あなた自身の為になることは言うでもありません。

■日本ケアレク研修大会2019

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