2020年1月10日金曜日

介護現場で働くスタッフはこんなことに困っています!


実は…現場のスタッフはこんなことで困っています!

(月刊デイ編集部調べ)

多くの人が集まる介護現場からは、様々な「困った!」の声が聞かれます。

「ご利用者に関するもの 」
「ご家族との関係に関するもの」
「スタッフや業務に関するもの」

など、内容は実に多様です。

その中でも特に多く散見される困りごととしてはご利用者に関するものが多く、心身機能の低下や認知症に起因するものなど、様々な背景が複雑に影響し合って起きており、人・場面ごとに対応していく必要があります。

<現場スタッフはこんなことに困っています!困りごとが発生する場面>

 【送迎場面】
<上位の困りごと>
「狭い道が多く、接触事故を起こさないか心配」
■対策
→送迎問題をドライバー個人の問題として捉えずに「危険ルート情報共有シート」の作成で注意喚起(注意が必要な場所へ実際に出向き、危険個所の確認と走行練習)

「迎えに行っても準備が出来ておらず時間がかかる」
■対策
→「デイに行くとき準備リスト」の作成と時計の位置を変えるなど環境調整を行う
→必要性の評価を行い、ケアマネに相談し【居宅内介助】をサービスに含める

「送迎順や時間に関する要求が多い」
■対策
→送迎スケジュールは「ご利用者の体調」「ご家族の都合」を総合的に勘案し優先順位をつける必要性があります。それを理解した上で、長時間の送迎が必要になる方には、送迎時間が楽しくなるような工夫を行うのがよいでしょう。
→他の人が帰り始めて不安に感じるご利用者には、「顔写真付き配車ボード」を作成し、安心感を与える(配車表の作成を役割として行ってもらう)

「準備物を忘れてくる」
■対策
→「写真入り持ち物リスト」の作成

それ以外
・狭い道が多く、接触事故を起こさないか心配
・送迎者の駐車スペースがない
・家の中での介助を求められる
・迎えに行ったのに、不在
・送迎時にゴミ出しを要求される
・送迎時間の多少のズレでも怒る
・段差が多い
・雪道の送迎

【利用者トラブル】
<上位の困りごと>
「認知症ご利用者の悪口を言う」

■対策
→悪口の裏側に隠れているご利用の不安を感じ取る
→悪口を言うご利用者の「承認欲求」を1対1で向き合い、こまめに感謝や称賛の気持ちを伝える

「自分の座っていた席が分からなくなり、他の人の席に座ってしまう」
■対策
→椅子に目印(カバーをかけるなど)をつけて自分の席を認識してもらう(チェックシートを作成し、認識できているか評価する)

「他の利用者に暴力をふるったり、物を投げたりする」
■対策
→他の利用者から遠ざけるという対応をとるのではなく、その方の興味や関心のあることを考え、主体的に取り組める環境をつくる


それ以外
・デイ内での食べ物や物のやり取りがある
・貴重品を持ってくる
・デイで提供したおやつや書類などがずっとかばん の中に入っている
・自分が決めた席に他人が座ると怒る
・認知症の方の悪口を言う
・レクなどのゲームで負けると怒る
・人に向かって物を投げる

上記は、一部にしかすぎません。
色々な状況を想定し、対応・支援方法を身につけておくことで事業所・個人それぞれの評価・価値を高める事につながります。

もっと詳しく知りたい方はぜひ、月刊デイをご覧ください。

【月刊デイ】
https://daybook.jp/day.html

【サービスの質を高める研修】
https://www.tsuusho.com/ 

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